雇用保険の追加給付にモヤモヤする

カウンセラーの竹田です。

昨年1月頃、厚生労働省から郵送でお知らせがきました。
封書に「雇用保険に関する大切なお知らせです。開封のうえご確認をお願いします」
と書かれています。
思わず「詐欺?」と疑いつつも、中身を見ると、
かなり以前に報道されていた「毎月勤労統計調査の不適切な取り扱い」に関係することのようです。
平成16年8月以降、雇用保険の各種給付が、本来支給されるべき金額よりも低く支給されていた可能性がある、ということで、遡って追加の支給を受けるための書類でした。
厚生労働省のサイトを見ても、同様の説明や送付物の情報が有り、詐欺ではなく、厚生労働省からの郵便物だと確認できました。

でも、16年も前のことで、しかも金額を見ると給付の平均額は「約1,345円」と書かれていて、割り切れない思いになりました。
郵便物の印刷代や郵送費も、書類の発送や確認、振り込み等に予想できる事務量も、なんだか金額に見合わないし、もう昔の話だし、受け取る金額も何だし、と思う気持ちになってしまいました。
とは言え、制度としても、政府としても、信頼性をこれ以上損なわないためには必要なことでしょうし、個人がもらう金額の多寡で語るハナシではないとも理解できます…。

何だかモヤモヤしながらも、
「雇用保険被保険者番号」とか、当時受給した振り込み口座とか、勤務先の情報などを記入して、投函しました。
そして、待つこと10ヶ月以上が過ぎ、思い出すこともなくなった頃、
通帳に入金が記帳されていました。「1,368円」でした。

入金があったことで、すっきりした気持ちになれれば良かったのですが、やっぱりそうでもありません。
割り切れない気持ちに折り合いをつける「1,368円」の使い途でも考えようか…と思っています。