謙虚さの先にあるもの~~幸福は贈り物

カウンセラーの北野です。
せっかく桜も咲き始めたところなのに、ひどい雨でお花見にも行けず残念でした。
なので、写真は残念ながらフリー素材です(笑)。

さて、そんな雨の日にはありがたいZOOMでの心理系講座に、今日は参加しました。
修了した大学院の先生(テリー中本先生)による「ロゴセラピー」の講座です。
数ある心理療法の中でも、あまり耳にしたことがない方も多いと思います。
かくいう私も、しっかり勉強したことがなく、今日ほんの端っこが理解できたかなー?という程度でしょうか。

ロゴというのはギリシャ語で「意味」という意味です。
「生きる意味」「人生の意味」を充実させることが、不調から解放される方法だという考えに基づいた理論なのですが、だからと言って、「生きる意味」を追い求めることはしないのだそうです。
そういった欲求に捉われている限りは、苦しいだけだと・・・。

じゃあどうすればいいか、というと
謙虚に粛々と・・・
なのだそうです。

さて、私はこの「謙虚」という言葉には、やたらと反応してしまいます。
おそらく、私の高校の同級生の多くも反応してしまうと思います。
というのも、はるか昔、高校2年生の時のクラス担任だった英語教師の口癖が、
「Be humble. 謙虚であれ」
だったからです。
クリスチャンのその先生は、「君たちは迷える子羊だねっ」も口癖でした。

正直、前途洋々たる若者にとっては、なんのこっちゃ?としか思わず、生意気だった私もまたしかり。「謙虚さ」なんて何の役にも立たないくらいに思っていました。

そして、社会人になると「ハッタリ」が何より大事だと教えられました。
謙虚の対極です。
ただ、生意気なのにハッタリが苦手な私は苦労しました。
年を取って、ようやく「謙虚」という言葉に反発を抱かなくなったのは、色んな苦しい思いをし、自分の弱さや至らなさを何度も実感したからなのでしょう。
まさに迷える子羊でした。いや、今も、かもしれません。

それから幸福になりたい、と幸せを追い求めていたら幸福になれない。ともテリー先生は言いました。
謙虚に粛々とその時できることをしていれば、幸福は後からやってくると。

幸福は贈り物(ギフト)

とう言葉が、私にはとても強く心に響きました。