通知表・通信簿

こんにちは。カウンセラーの北野です。
先週、緊急事態宣言が解除されたので、1年9ヶ月ぶりに実家に帰りました。
老いた両親にできるだけ多く会っておきたいというのもありましたし、故郷で仕事のオファーもあり、1泊の駆け足でしたが、ラッキーなタイミングでの帰省となりました。

帰っていつも自分が寝る部屋(子ども部屋は既に納戸と化しているので、別の部屋)に行くと、どういうわけか、私と姉の通信簿が置いてありました。
母に聞いても、何故そこにあるかわかっていないようでしたが、きっとどこかから出てきたのでしょう。

実家に来ていた姉に見せると、「やばいやばい。どうやって処分しよう!?」と自分の物だけそそくさとしまい込んでいました。
今さら、何の体裁を気にするのでしょうか・・・(笑)

私の小学校は、「よくできる」「できる」「がんばろう」の3段階。
当時は、その評価だけを気にして通信簿を見ていたように思います。
そのせいか、大体自分の成績は覚えていたので、そんなに興味はなかったのですが、教科の細かい評価や行動面はどうだったのだろうと、細かく見てみました。

というのも、今、大人の発達障害診断の参考になる検査をやっていますが、メンタルクリニックでは母子手帳や通知表も持参してもらい、それらも参考に検査の所見を書いていました。
他人の通知表は最近でも見ていたので、ついどんな子どもだったのだろう、と細かい所を見る癖がついてしまっているのです。

教科の中で意外だったのは、
「計算や測定ができる」
に1・2年生では毎学期×がついていたこと。
算数が苦手という意識があまり無かったし、成績は「よくできる」なのに、計算ができないとはこれいかに!?

それから、図工はとても苦手でしたが(時間内に作品を仕上げることができない)。
「のびのびと表現できる」
には、○がついていたのが意外でした。
そんなにノビノビした子どもでは無かったと思っていたのですが、それも自分の思い込みでしょうか。

『行動のようす』は3段階で〇が付けられているのですが、「公平さ」「協力性」が真ん中。
これは納得。
そして、何より驚いたのが「根気強さ」が常に一番上だったこと。

実は、自分が忍耐強いと気付いたのは、心理の勉強を始めてから。
40歳を過ぎてからでした。
それなのに、小学校の通信簿で、しっかり評価されていたとは。

自分を決めつける必要は全くありませんが、せっかくの他者評価をちゃんと見ておけば良かったかな~と思った次第です。
それに、我が小学校の通知表が「学びのたより」という名称だったことにも写真を撮って初めて気づきました(笑)

それにしても、クラスの生徒全員に評価をつけ、どんな係や委員会をしていたか、その様子を手書きで書き、当時は〇×もスタンプで綺麗に押している・・・。
どれだけ教師が大変だったか、今なら察することができます。

教師の皆さま、昔も今も、本当に本当にご苦労様でございます。

 

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