ドラマ「ハコヅメ」

カウンセラーの北野です。

9月も後半となり、夏クールのドラマがいくつか最終回を迎えています。
緊急事態宣言も延長延長で外出もままならず、ついドラマを沢山見てしまうのですが、
今回は「TOKYO MER」「家族募集します」「ハコヅメ」「漂着者」「緊急取調室」「VOICE」…
書き出してみると、いやあ、見ていますね~(笑)

中でも「TOKYO MER」は、キャストが皆魅力的な上に、毎回ウルウルポイントがあり、抜群の見応えでした。
皆、一度は心停止していて、不死身過ぎるよーという突っ込みは別として。

一方で「ハコヅメ」は、警察ものの中では、ゆるーい感じで、ストーリーとあまり関係ないコメディ要素が沢山あり、安心して見られるドラマでもありました。
そして特に私の興味を引いたのは、若い警官たちの関係性でした。

・先輩が後輩を「呼び捨て」にする
・無理やり飲み会に誘う
・家飲みでは、先輩はでんと座って、あれ持ってこいと命令し、後輩は甲斐甲斐しくおつまみを手作りする

これって、いまや企業ではNGな世界。
まかり間違えば、嫌なことを強制された、と後輩がメンタル不調に陥ることもあり得えます。

でも、彼らは全く気にすることなく、素直に命令に従います。
それどころか、あれやってーと先輩に言われれば、

「よろこんでえー!!」(語尾上げて)

と威勢のいいラーメン屋のごとく答えて、キビキビと動くのです。
いやはやすごいなあ、とドラマに感心していました。

私はとても面倒くさがりで、家で何か頼まれてもとても嫌な顔をしてしまいます。
「やだ」と断ることもしばしば。

ところが、先日、家人に「肩をもんで欲しい」と言われ、内心嫌だったのですが、
ちょっとジョークのつもりで

「よろこんでえー!!」

と大きな声で言って、肩を揉み始めたところ、肩を揉むことが全然嫌じゃなく、むしろ軽快で楽しい気がしたくらいだったのです。

この「よろこんでえー!!」の威力はすさまじいものがありました。

重い腰を上げる時の「よっこらしょ!」
何かを始める時の「さあて、やるか!」
と似ている効果はあるのですが、「よろこんで」という言葉にも、ポジティブ要素があるように思います。

何か、億劫だな~と感じた時や、気の進まない命令や指示に
「よろこんでえ~!!」と言って手をつけてみると案外、楽しく進められるかもしれませんよ。

 

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