春のご馳走、命の洗濯

カウンセラーの内藤です。

山菜やタケノコが出回る季節になりました。

ほろ苦さを含んだ山菜や野菜の芽は、冬の間に溜まった老廃物を排出してくれる、デトックス効果があるとのこと。
この季節ならではの野菜や魚をいただくと、身体に春がしみわたり、生きかえる心地がします。

さて、ここのところ、老親絡みでしばらく気の抜けない日々が続いています。
そんな中、友人から「車で買い出しに行くけど、どう?パパっと一緒にいかない?」とのお誘いがあり、少し迷ったものの、えい!と出かけることにしました。

漁港で魚を見繕い、真鯛と地ハマグリを奮発しました。
また、地場産事情に詳しい彼女のおかげで、畑の真ん中の農家の店などを回り、筍や苺、旬の最後のブロッコリーとカリフラワー、茎立菜、分葱、九条ネギ、蕪など新鮮な野菜を調達できました。

帰路の車中から眺めた春雨に煙る桜並木は、じんわり、にじんで見えました。

鯛の半身は昆布〆にして柚子の皮をすりおろし、刺身に。残りは炙って鯛めしと潮汁に。
朝採れのブロッコリーの胡麻酢和え、蕪の浅漬け、焼きハマグリ。
おぼろ豆腐にはあさつきをたっぷり。

筍は翌日の楽しみに糠で茹でて、一晩おきます。

春の宵、旬の食材で一献。
友に感謝…。

ひととき春を味わい、命の洗濯となりました。