癒されている

カウンセラーの竹田です。
コロナ禍で、色々できなくなっていることがありますが、
家族やいつも会う人以外と会っておしゃべりすることも昨春からほとんどなくなりました。
かわりに、ZOOMでのおしゃべりが時々あります。数人での定期的な集まり?もあり、
今月のテーマは「癒やし」という連絡をもらっていました。
「癒やし」と言われて、思いついたのが…。

出会いは先月のはじめでした。
窓を開けたら、隣の家との境目あたりに白いネコがいて、目が合いました。
思わず「ニャー」と挨拶すると、植え込みをするりと抜けて、ウチの庭へと入って来たのです。もう一回「ニャー」と呼びかけると、するすると私の方に寄ってきて見上げます。
小柄で、全身白い毛のきれいなネコです。
観ていると、ウチの芝生でくつろいでいましたが、数分後には外の道へと出て行きました。

近所で、時々見かけるネコもいますが、初めて見るネコでした。
3月の終わり頃には、ウチの向かいの公園で放したネコが迷子になった、という「事件」があり、犬好きの我が家ですが他人事とは思えなくて、数日間捜索に加わりました。
その時、近所のネコ情報にも多少詳しくなりましたが、今回の白猫ちゃんのことは、知りません。(迷子のネコは一週間後、公園内のミゾにいたところを無事発見されました)

初めて白猫シロちゃんを観た数日後、今度は玄関ドアの前に現れました。出かけようとする私に「え~出かけちゃうの?お家に入れてよ」と言うように、身体を寄せてきます。
どこかの飼い猫なのでしょう。こんなに人なつこいネコは見たことがありません。
よそのネコを家に入れるわけにも行かず、勿論出かけないわけにも行かず、仕方なしに出て行く私をシロちゃんは見送ってくれました。

この話を夫にすると、夫も数回見かけている、とのことで、やはり家に入りたがって寄ってくることがあったとのこと。夫も私もよそのネコに食べ物をあげたり、家に入れたりしてはいけないことはよくわかっているので、一度もあげたことはないし、食べ物目当てではないようです。

GWも出かけることもなく、家庭菜園の植え替えや収穫に夫と二人で勤しむ午後を過ごしていると、
シロちゃんはやってきて、アスパラガスや絹さや、トマト等々をチェックしたり、芝生に寝転んで毛繕いしたり、気ままに過ごします。
思わず「お家はどこなの?お家の人は心配していないの?」と声をかけてしまいますが、
シロちゃんは寄ってきて、私が撫でても逃げようともしません。

いつもきれいな白い毛で、小柄な割には太く長い尾のこの子は、どこの子なのでしょう。
不思議に思いつつも、時々会える白猫シロちゃんに癒やされています。