なすかぼ

カウンセラーの竹田です。
毎日暑い日が続きますね。夏休みですが、コロナ禍で遊びに出かけることもできません。
気晴らしは、相変わらず「家庭菜園」です。

「なすとカボチャ」という端唄があります。
寄席好きの方なら、踊りをご覧になったことがあるかもしれません。
なすとカボチャがけんかして、夕顔が仲裁する、という内容の歌詞で、
軽快なメロディーにのって面白おかしく踊ります。
ちなみにこの夕顔は、花を観賞するヒルガオ科のほうではなく、かんぴょうに加工される実がなるウリ科のほうです。

その歌詞は、
地主のなすと、いたずらもののカボチャのけんかを、夕顔が「まあまあ」と止める、というものなのですが、なぜなすが地主で、カボチャがいたずらものなのか、いつも疑問に思っていました。

今年初めてカボチャを植えてみて、わかりました。
すごい勢いで、どんどん伸びて、あちこちおかまいなくツルをまきつけ、
歌詞のとおりの傍若無人ぶりでした。
毎日夕食時にその伸び様が話題になるほどです。
そんなカボチャと比べると、上に伸びても、横には広がらないなすは、しっかり分を守る地主らしく見えてきます。

確かめる機会がまだありませんが、実際の夕顔には、けんかの仲裁をする「らしさ」があるのかもしれません。

この曲は略して「なすかぼ」と呼ばれています。
もしご興味があれば、柳家さん喬師匠が踊る動画がお勧めです。
(写真は私の踊りのお稽古用の浴衣の一枚。私もなすかぼ、踊ります)

 

会社や職場がつらい時は
港区 麻布十番駅近くのカウンセリングルーム気分向上委員会
にご相談ください