ねこばーさんのはなし

カウンセラーの鶴田です。

以前、うちの庭に入れ代わり立ち代わり複数の猫が来る、という話を書いたのですが、野良にしてはいずれも毛並み毛艶が良く、どこぞの家で外飼いをしているのではないかな、と思っていました。
いわゆる猫屋敷、みたいなものがあって・・・、と想像していたのです。

そんなある朝、ごみを投げ(東北の方言でごみを捨てるの意)に行く途中、同じくごみ投げに行くおばあさんが猫を引き連れているのを目撃しました。
それも三匹!
全部うちの庭でよく見かける猫々でした。

猫

さては、このばーさんが猫たちの飼い主か!?と思い、遠目で観察していると、猫たちはばーさんを一定の距離をおいて追跡し、ゴミ捨て場には近寄らず、その辺の家の植え込みに潜伏しておりました。
ばーさんがごみを捨てて戻ると、踵を返してまたあとをつけていく、という感じで、子供のお使いを陰でそっと見守るような、そんな風に送り迎えをしていたのです。

日々のごみ投げで、そうした状態のばーさんと猫たちを見かけること、実に数回。
(どうも朝ドラ観てから、ごみ投げに行くと、タイミングが合うらしい)
ついに、朝の挨拶ついでに、立ち話に及んだのでありました。

★以下、ざっくりと、曖昧な記憶をもとに再現。

「いやー、よくなついていますねー」
「いんや、野良なの」
「え、でも耳がカットされてますよね。飼っているんじゃないんですか?」
「飼っでいるのは、犬1匹猫2匹なんだけんど、いづの間にか、いだの」
「・・・」
「けんど、しばらぐしたらいなくなってて、気がついたら、またいだの」
(TNRかしらん)  ※TNRとは・・・こちらをクリック
「そのうち居着いてまっだんだけんど、まあ、生ぎ物だがらねぇ」

★以上、訛り多めで再生いたしました。

どうやら、ねこばーさんは、来る猫は拒まず、という広い心のお方のようでした。

僕はというと、長年の謎が1つとけて、ちょっとすっきりしました。
実は新たな謎もうまれてしまったのですが、それはまた別の話、ということで。

んでわ。