雪の日の思い出

カウンセラーの竹田です。

1月、首都圏では久しぶりの積雪がありましたね。
雪の翌朝、燃えるゴミの日だったので外に出ると、
家の前の坂道で出勤の人が次々転んでいるのを目撃しました。
滑ってなかなか立ち上がれない人、バッグの中身を道路にまいてしまった人…
ゴミ袋を置いて、助けに駆け寄ろうとしても、私も転びそうで思うようにいきません。
朝からヒヤヒヤしました。

学生時代、1月の学年末試験の頃、友人と学内の図書館で待ち合わせしていました。
昼過ぎから雪が降り始め、どんどん積もっていきます。
待ち合わせしている友人は約束の時間を過ぎても現れません。
大雪のせいで、図書館を閉めることを告げられました。
友人は来るだろうか、それとも雪で来るのを諦めただろうか…。
勿論当時は携帯電話などないので、友人のことも、交通情報も知ることはできません。
夕方になり、自分は帰れるのか、帰った方が良いのかも迷います。

大学生協でセロテープを買って、閉まった図書室のドアに
「生協喫茶で待っています」と友人宛のメモを貼りました。

帰るに帰れず、待つにもいつまで待てるかと、冷めたコーヒーを前に迷っていると、
とうとう友人が現れました。
バスが止まって歩いてきたと言い、図書館の照明が消えているのを見て焦ったけど、
メモを見て探しに来た、とのこと。

帰ろうかと迷っていた自分を恥じました。
謝った私を笑って許してくれた友人と、食べに行った寄せ鍋が温かく美味しかったこと…。

大雪の日には、思い出します。

 

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