無くてもいい脳

こんにちは。カウンセラーの北野です。

私は昔から人間の心理にも興味がありましたが、「人体」というものにまあまあ興味がありました。
静岡県の三保に東海大の「人体博物館」という所があって(ググったら、2000年に閉館となっていました。ショック)、
夏休みの宿題か何かのために父親に連れて行ってもらったことが何度かあるのですが、まあこの博物館が大好きでした。

そういった人体の神秘に魅せられていた私ですが、「脳」に関しては、実はほとんど関心がありませんでした。
ところが、心理の勉強をするようになって、人間の感情は「脳」の働きに大きく関係していることを知り、俄然興味が湧きました。
心理系の国家資格である公認心理師の試験勉強の際も、医学生御用達と言われるテキスト「病気がみえる」シリーズでも、買ったのは唯一「脳・神経」。
そして、私のスマホには「3D Brain」というアプリがインストールされています(えっへん)。

カウンセリングでも感情を扱いますが、その感情を司っているのが、大脳辺縁系にある扁桃体です。
その近くには海馬といって、記憶を司る部分もあります。
さて、先日MRIを撮ったところ、その扁桃体あたりが何やら怪しげな状態に映っているらしく、脳神経外科の診察を受けました。
結論として、大したことは無さそうでほっとしたのですが、散々3Dで大好きな脳を見ていたはずなのに、全然私はわかっていませんでした。

まず、扁桃体も海馬も左右に2つあります。
この事実も見逃していました。
なので、どちらかを損傷したとしても、「もう1個あるからねー」(by Dr.)って感じで、特に感情コントロールができなくなるとか、人格が変わるとかは無いのだそうです。
そして、扁桃体がある辺りは、切除しても何の影響もない部分があるのだとか。

 

人間の身体に無用な物なんてあるのでしょうか・・。
全てが必要だから存在しているもの、それが神秘なのだと思いたい自分。
あ、でもそういえば、盲腸も元々要らない臓器だと言われますね・・・。

というわけで、なかなかに興味深いお話を聞くことができたのでした。
丁寧に説明してくださった先生、ありがとうございました。

 

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