たいやきやいた ~イヤーワーム~

こんにちは。カウンセラーの鶴田です。

先日ずいぶん久しぶりに“たい焼き”を食べる機会があったのですが、自分の世代的には“たい焼き”で思い出すのは往年の大ヒット曲「およげ!たいやきくん」(*1)だったりします。

「およげ!たいやきくん」は、先月、朝ドラでちらっと流れたり(*2)して話題になりましたが、当時(1976年)は大ヒットしたためか、町のあちこちで流れていたような気がします。

実際、妙に耳に残る曲で、頭の中でいつまでもリフレインしていた時期もあったような、おぼろげな記憶もありますが、まあこれは捏造記憶かもしれません。

しかしまさか、その現象に名前がついているとは思いませんでした。

その名も「イヤーワーム(earworm)」!
まさに寝耳に水、いや、寝耳にミミズでした。
「ディラン効果」という場合もあるようですが、これはボブ・ディランの有名な曲(*3)から来ているようです。へー。
といっても、現象自体は19世紀くらいには報告されていたようで、ドイツ語のOhrwurmを英語に直訳(?)したのだとか。

10年くらい前の調査だと、音楽ジャンルを問わず発生するけど、古い曲よりも現在の曲の方がきっかけになりやすいとか、「若い」「女性」「日頃から音楽に触れている」だと起こりやすい、などの結果が出たそうです。
それと曲としては、テンポが速めで一般的な旋律に、特異な音程パターンを含む傾向があるそうです。

で、無意識のうちに発生するものなので、何か他のことに集中すれば解消できるらしいです。

さて、くだんの“たい焼き”ですが、思った以上に美味しかったです。
まあそれはいいのですが「結局自分はつぶあんが食べたいだけ」という再認識をしました。(つぶあん派宣言)

んでわ。

*1:1975年にフジテレビの子供向けの番組『ひらけ!ポンキッキ』のオリジナルナンバーとして発表、リリースされた童謡。76年に大ヒットして、たい焼き屋に行列ができる、たい焼き用の鉄板が売れる、などの社会的影響があった。

*2:NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、家の商いである“回転焼き”の売上が落ちたのは
「およげ!たいやきくん」がヒットしたから、というシーンがあった。

*3:「風に吹かれて」ボブ・ディランのセカンド・アルバムに収録され、シングル・カットされた楽曲。(1963年)

 

大人の発達障害、職場がつらい・行けない方は
東京都 港区麻布十番駅近く カウンセリングルーム気分向上委員会