傾聴だけじゃない面談研修

こんにちは。カウンセラーの北野です。

7~9月にかけて、ある企業で隔週5回からなる「面談力向上研修」というものを開催させていただきました。

基本的には傾聴のトレーニングが中心で、少しの座学と実際に話し手と聴き手になってロールプレイをする内容なのですが、
いかんせん、東京は緊急事態宣言下。
Zoomを使って、皆さんパソコンを通じてのロールプレイになりました。

会社が主催する研修は、強制参加が多く、仕事忙しいのにな~とか、今の自分にはあまり響かないな~というものも多いと思いますが、今回はなんと公休日に開催。
それでも参加したいという人だけを対象とした研修にしました。

1000人強の会社で、参加者は7名。管理職、人事系、生活相談員(高齢者住宅)と多岐に渡った顔ぶれでした。
少ないな~と思われる方もいるかもしれませんが、Zoomでのロールプレイとなると、それだけファシリテーターも必要になります。
今回は、気分向上委員会の竹田カウンセラーにも手伝ってもらっての開催となりました。

Zoomでのロールプレイは、うちのカウンセラーの多くが理事をしているNPO法人コミュニティカウンセラー協会が、もうコロナよりずーっと前からやっているので、やり方はかなり参考にさせてもらいました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、傾聴トレーニングって、私が学んだのは産業カウンセラー養成講座。月2回ほどを半年続けて、ようやく相手を否定せず、邪魔もせず、何とか聴けるかも?というもの。
それだけ傾聴は難しく、また、重要で奥深いものでもあるという頭があるので、はて、5回でどうしましょう?
傾聴だけじゃなくて、少し問題解決の糸口くらいは伝えたい!という思いもあり・・
欲張った挙句、毎回20分程度の座学に、これでもか!と傾聴技法からコンプリメント(承認)から解決フローを詰め込んで、伝えました。

果たして、研修の成果は・・

元々、高齢者住宅という仕事柄聴くのが上手な方達ばかりということもあり、また、さすがに休みの日に2時間半の研修を受けようという人達でもあり、
学ぼうという姿勢はまさに貪欲。そして吸収も素晴らしいものでした。
そして、聴き方がどうこう、ではなく、目を見張ったのが、Zoomであっても、メンバーの関係性がぐっと密になったことでした。

毎回、5分とか10分という短い時間でも、否定されずにしっかり興味を持って聴いてもらえるという関係が、何を話しても大丈夫と思えたようで、回を追うごとに、話し手として話す内容も自分自身の深いものになっていきました。

そして、メンバーのまだまだ学びたい意欲が高いことを受けて、今月から月1で更に5回、、アドバンスコースとして開催することになったのです!(ぱちぱち)
昨日、その1回目を開催しましたが、1ヶ月の熟成期間を経て、皆さんの上達ぶりと、自然な自己開示にまたもや感動しました。
私の方が、学ぶことの多い研修で、なんて幸せなんでしょう、と思う週末です。

というわけで、ちょっと営業。
もっと幸せを味わいたいので、こういう面談力、対話力を強化したい企業様がいらしたら、是非ともお手伝いさせてください!

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