どうしたらいいかわからない時、決められない時

とにかく今つらいけど、どうしたらいいかわからない。
こうしようかどうか迷っていて決められない。
例えば、会社に行くのがつらいけど、辞めた方がいいのか、辞めない方がいいのか・・・

なんていう大きな決断の場合もあれば、

今度の日曜日に友達に遊びに誘われたけど、何となく行く気がしない。どうしよう・・・

はたまた

レストランで、パスタもいいけど、ハンバーグも捨てがたい・・・

なんていう迷いもあるでしょう。

そんな時、皆さんはどうしていますか?

カウンセリングでは、それぞれのメリット・デメリットを挙げてもらって、整理をするやり方をすることもありますが、(さすがにパスタかハンバーグか、の時は使わないかな笑)
「身体に聞いてみましょう」と言って、身体感覚に目を向けてもらうこともよくあります。

それぞれをイメージしてもらった時に、どんな風に身体の感じが変化するかを見てもらって自分の正直な気持ちを確かめます。
選択肢によっては、肩が重くなる、頭が締め付けられる感じがする、といったものから、ふっと身体が軽くなる、温かくなる、ちょっとマシといった感覚がある方が多いでしょうか。
ほんの少しの変化が教えてくれます。

ちょうどそんな話題が、先日参加した社)DMW主催の「津田先生対談セミナー」で出ていて、とても簡単で良い方法を教えてもらいました。
津田先生というのは、ポリヴェーガル理論の翻訳本も出されている津田真人先生です。
それは、「重心に聞く」方法。

細かいやり方は聞けなかったけど、私が実際に試してみて、わかりやすいやり方をお伝えしますね。
座ったままでOKですが、背もたれに寄りかからないで、座骨を立てるように姿勢を正します。
それぞれの選択肢をイメージした時に、上半身が前に倒れる(感じがする)か、後ろに倒れる(感じがする)かで判断します。

前に倒れる場合は、自律神経の交感神経が働いているので、それはGO!なのだそうです。
後ろに倒れる場合は、背側副交感神経優位のため、まだ行動できる状態ではないこと。

文字通り、腰が引けているのだそうです。(やってみると、まさにそんな感じがします)
なので、それを選択しても、あまりうまく行かないだろうし、またつらくなってしまうかもしれません。
早速、クライエントさんにもやってもらったら、すぐに結論が出て、私の方がビックリしました(笑)

このやり方なら、メニューが決められない時もばっちりかも!?

私は、なるべくブレずにいたい、という思いが強く、そんな時は富士山を思い浮かべたりします。
富士山は、重心がしっかりしていて、前にも後ろにも倒れそうもないですよね。
でも、倒れても、揺らいでも、それはそれでいいのかな、なんて思えたこの数日でした。

皆さんも良かったら試してみてください!

 

仕事がつらい、適応障害、うつ、トラウマ、大人の発達障害などは
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