心理検査で自己理解~カウンセラーもね

カウンセラーの北野です。
先日、10年以上のお付き合いとなるカウンセラーの先輩であり、同じNPO法人でも活動を共にしている方(まつげさんと呼んでいます)が麻布十番ルームに来てくれました。

まつげさんの目的は、WAIS検査を受けること。
WAISというのは、いわゆる知能検査なのですが、自分の得意不得意を知ることができ、それを今後に生かすこともできることから、気分向上委員会では「発達特性検査」と呼んでいます。
※詳しくはこちら「心理検査(発達特性検査)」のページをご覧ください。

大人の発達障害を詳しく調べる時にも、この検査をやることが多いです。

で、心理職やカウンセラーっていうのは、人のことは一生懸命理解しようとするけれど、自分のことはどこまで理解できているのか?と思う人も大勢いたりします。
もちろん、自分を100%理解するなんてことは無理なわけですが、それでも、私自身、心理を学びながら30時間以上のカウンセリングを受けたり、色々な心理検査を受けて、こんな歳(50over)になって、
へえーー、私ってこうだったんだー。
ああ、だからあの時うまくいかなかったんだなー
ということがいくらでも見つかったりしています。

ですので、自分のことはわかっている、って言い切る人は全然信用していません(笑)

さて、心理職は心理検査を人にする立場になりますが、これ、一度中身を知ってしまったら、もう二度と自分が検査を受けることができません。
それもあって、まつげさんは、まず自分が受けようと来られたのでした。さすがです。

私は、WAIS-Ⅲ検査に関しては、仕事でやる方が先になってしまい、残念ながら受けていないのですが、本当に知能指数だけでなく、色んなことがわかる検査なので、やっておきたかったなーと今更ながら思います。

以前検査をさせていただいた、これまたベテラン心理士さんも、すっごく楽しそうに検査に臨んでいましたが、
結果として普段漠然と感じていた自分の特性が明らかになり、「清々しい思い」と語っていました。

ちなみに、この検査は検査だけで2~3時間。
その後、採点と解釈と結果をどう生かしていただきたいかの思いを込めた所見(レポート)作成に10時間以上はかかります。(北野の場合)
カウンセラーや心理の学生さんで、簡易版のレポートで良ければ、割引しますので興味のある方は、お問い合せくださいね。

詳しくはこちら「心理検査(発達特性検査)」のページをご覧ください。

※まつげさん本人の了承のもと、ブログを書いています。